あれから10年。目の前に崩れた教室を前に絶望し、それでもみんなの前で「Freecomは大丈夫。」と断言し、ずっと走り続けてきた毎日があって、今私たちはここにいます。
あの時振り返ったFreecomスタート時からの日々。私たちはいつも沢山の生徒様、地域の方々、企業の方々に支えられていました。皆様の温かさと優しさがとてもありがたく、私たちの心に希望の火を灯してくれました。教室がなくともFreecomはFreecom。そこから、お世話になってきた皆様を、今度は私たちが支えていきたい、それと同時に、自分たちが次の世代をインスパイアできるよう、前だけ向いて走り続けようと決めました。
今では全国で展開する私たちも、原点は福島。世界的に広がった風評被害は震災直後から外国人講師の採用に困難をきたし、10年間、前を向き続けることは決して簡単ではありませんでした。しかし私たちを信じてくれている人達への感謝の想いは、あの時の「Freecomは大丈夫」の気持ちをより強くし、自然に一歩を力強く踏み出させてくれました。
走り続ける中で、目指す想いが重なる人達、一緒に道を走ることになった人達、応援してくれる人達、とても多くの出会いがありました。新たに結ばれた絆や、強くなる思いが私たちを日々成長させてくれました。そして今まで通り、常にサポートし続けてくれた方々も心を強くしてくれました。今のFreecomがあるのは、出会ってきた皆さんのおかげです。心から感謝申し上げます。
ありがとうございます、だけでは、伝えきれない想いがあります。だから、素晴らしい人たちがいる福島、東北の魅力を遠く世界にも発信し続け、さらに力強く、前に向かって走り続けます。未来へ続く世代へ繋ぐために。
Freecomはこの素晴らしい人がいるこの街を、誇りに思っています。
(ご案内のビデオは東日本大震災・原子力災害伝承館にて記録として未来へ引き継がれていきます)
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